平成21年度 群馬県高校生 建築展 設計:正田 亨氏

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群馬県内の建築を専攻する高校生による、作品展が、群馬県館林市 正田ギャラリー(正田醤油本社屋内)にて、10月17~18日 開催されました。今年で第8(7?)回目となる、JIAによる審査により3作品に「JIA賞」を授与する事になっており、審査員として審査をして来ました。
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今年は高崎工業高校で9回に渡り授業をした事もあり、高校生の考え方が掴みやすく、図面に賭ける気持ちが伝わってきます。同行したもう一人の審査員ともほぼ意見が一致し、3賞がすんなりと決定しました。各学校共立派な作品が展示され、それぞれにアイデアや工夫を凝らしたものばかりでした。それぞれの作品を描いている学生達を思い浮かべると、何か心に熱いものを感じるのは、自分が年をとったからなのでしょうか?彼らを待ち受けている未来は決して明るくないかもしれないけれど、出来るだけ良くなる様に、自分達が切り開いて行かなければならないと、思う様になりました。
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当施設改修を設計・監理された正田 亨さんは、大学の後輩に当たり、坂倉建築研究所の御出身であり、また外国留学経験もある極めて優秀な方で、是非一度お会いしたいと思っていましたが、当日講演会がある事を知らずにおり、とても残念でなりません。いつか是非お会いし、色々な話が出来ればと思っています。

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こだま幼稚園 入江正之先生

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我が母校早稲田大学理工学部建築学科教授である、入江先生設計による、こだま幼稚園(高崎市)。印象的な外観は、一種独特だが、師匠池原先生のテイストに共通する何かを感じます。全ての素材が最大級に丁寧に扱われており、どのディテールを観ても、「手が入っている。」感じがします。
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低い木製格子天井が外部と連続し、別棟のプール棟へとつながっています。開口部は上下共枠が見えず、床・天井一杯に開け放たれています。打放コンクリートと木のバランスが心地よく、落ち着いた完成度の高さを実感します。丁寧に造り込まれたこの建物は、自分にとっては幼稚園建築の最高傑作と言っても過言ではないと思います。

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高崎市立桜山小学校

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古谷誠章先生+NASCA(八木佐千子さん)設計の小学校が完成し、初の施設見学会があり、妻・スタッフらと参加。ワークショップやJIA群馬地域会にて主催した古谷先生の講演会等である程度の施設概要は把握していたが、やはり建物は見ると違う。膨大な事柄を検討し丹念に造られた建物は、存在感満点でスケール感~ディテールまでとても意義深いものでした。早稲田建築独特の香りが凛として清々しく、昔の郷愁にひととき浸りました。妻も久々の建築見学で、又、大先輩古谷先生と八木さんに会えたせいもあり、とても楽しんでいました。
 昨年度までPTAで大変お世話になった教頭先生が、なんとここの小学校の教頭先生に栄転され、当日もお会いすることが出来何となく縁を感じる学校でもあり、印象深い見学会となりました。

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無印良品 杉本貴志他

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超有名店舗『無印良品』の最新店舗。鉄と木のみで構成された内装は、陳列されている商品と同じコンセプトで、極めて身近にある素材をざっくり感で素朴に、しかし計算しつくされたとても戦略的な内装。鉄板は厚2mm程で雑にサンダーを掛けた様な仕上がりで、錆をウレタン塗装のようなもので押さえていてSUSビス止め。一方木は、かなり使い込まれた風な300mm程度幅広厚板を、縦横ある程度不規則に貼っている。釘・ビスは木部には一切見えないディテールはさすがで、部分で商品陳列用金物が埋め込まれており素朴な中にも緻密な戦略が見え隠れしている。鉄と木という極めて身近な素材を、使い込まれた感を丁寧に演出しながら、真正面からストレートに勝負しており、この路線を取られると他店舗は何かで『飾る』しかなくなる。素っ気なさ過ぎる事をブランドにした無印良品の商品コンセプトと見事に一致している内装は、ずるい程、正の王道である。(でもやっぱり飽きる・・・・・・。)

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ミットタウン内店舗 店名・作者不詳

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化粧品と思われる店舗。凹凸のあるレンガタイル壁に間接照明什器。一見オーソドックスな感じだが、中央に大きめシャンデリア。(ちょっと小さいかも・・・) 最近の店舗に良く見られる『一点豪華主義』的ミスマッチな豪華&ヴィンテージ感。このような『テイスト』感が内装の生命線で、センスのあるなしが売り上げに絶対的に反映する。客は見えてないようで結構敏感に感じている。同じカロリーと栄養素である2つのラーメンが、『スープだし』の微妙な味によって売り上げを決定する様に、極めて微妙なセンスの差異によっている事が、日本の状況を端的に表している。
流行に敏感で、流行に弱い日本人相手には、より過敏にならなくては生きて行けない。行き過ぎて『過敏症』にならないように注意しながら、ていねいに研ぎ澄まそう・・・。

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とらや ミッドタウン店 内藤廣

高級なクリスタルの様に透明感のある輝きを端的に表現する店舗達。その手法を探ろう。
評論家的表現の練習なので、無責任な発言をお許し下さい。
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最も尊敬する建築家・内藤廣氏設計による、『とらや』ミッドタウン店。巨匠建築家らしい全ての無駄な贅肉をそぎ落とし切った意匠は、相当な時間と労力を使い創作された、馬蝗絆(ばこうはん)の様な白磁湯飲みをイメージさせる釉薬のかかった乳白色の小ぶりな陶器状穴あきブロックのみで表現され、ほぼ全ての壁を造っている。要所でその形を変形させ、スリットやBOX小窓、小さな看板を、いかにも小さく控えめに、丁寧に配置する事で上品さを醸し出させているのが大きな特徴と思われる。早稲田建築に共有する美学がそこにあり、極めて玄人好みで自分的には好感度が高いが、素人の人が見てどう思うだろう?(否定語ではありません) 小さすぎる看板はかつて自分の父親に『看板は下品にでかくないと、年寄りには見えない』と反論された事を思い出しながら、いろいろ文句を付ける人がいるかもと想像。究極体は大きなメリットとデメリットを併せ持ち、店を深く観賞し設計者の意図を探るためにはそれなりの広範囲な知識を必要とする。ぱっと見の美しさと深いストーリーを込め、他を一歩リードしなければならない最先端は大変な重荷だ。

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軽井沢ショッピングプラザ ニューイースト 池原義郎氏

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施設見学で軽井沢。今回は高崎工業高校実地研修として、学生さん達と共に見学。
ここ軽井沢ショッピングプラザには、池原先生(早稲田大学名誉教授で私達の恩師&心の師匠)の作品が、ニューウエスト(焦げ茶の四角)、味の街、ボーリング場に続き、今回のニューイーストも加わり、色々見学が出来る。これから建築を学ぶ学生さん達には、まず「ホンモノ」を観て貰う事が重要と考えて、少し遠いけれど見に行って来ました。かつての記憶が色々と蘇って来てとても感慨深いものがあり、良く晴れて最高の見学日よりで何より。
最新の施設群がこのニューイーストに続くように造られており、カラ松の大庇の部分だけをまるっきり真似て出来ていたが、建物そのものは倉庫の様なお粗末な建物で全く池原先生の作品とは異なるもの。先生の了解を得ているのだろうが、この様な部分だけをまねた露骨なパクリは頂けない。切り妻屋根の方がボリュームがありイヤに目立ってしまってしまいおかしい感じ。せめて奥側のギンギンに光る切り妻勾配屋根はある程度隠すか、緩勾配としてもらわないと何とも情けない感じがするのだが・・・・・。(勝手なコメントすいません)

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山梨県立美術館-前川國男

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甲府市にある山梨県立美術館 。設計:前川國男氏。1978年とあるから今から30年前の建設である。堂々とした外観は現在の感覚でも全く古臭さを感じず、極めて美しく丁寧に手入れが為されている。打ち込みタイルと打放コンクリートの列柱、ボーダー、そしてシンプルに型取られた小庇付開口の配置は、目新しさに媚びることのない、落ち着いた、永い未来に向けて朽ち果てる事のない美術館を目指す当時の設計者の意志を感じる。主な展示室は2階にあり、動線計画も王道。数年前に増築棟も増設されているが、正面に見える富士山を見せるピクチャーウインドウのために、建物をあえて反らしている。

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この美術館は、ミレーを中心とした、バルビゾン派と呼ばれる作品群を核に、独自の確固たる方針を持ったコレクションがあり、人気が高い。ちなみにバルビゾン派とは、フランス フォンテーヌブローの森のはずれのバルビゾン村に定住し、風景や農民の風俗を描いた画家たちの事で、哀愁ある色やタッチが自分を含めた日本人の琴線に触れる。

金融危機や経済不況など、お金の事ばかり心配している都市快楽主義者(自分のこと)よりも、この絵の様な貧しくても大地と共に生きる農民画家に一種憧れるのは、歳をとってきたせいかも・・・・。それにしても、今から百年程も前に、その日に食べるパンを買う金もない程の貧困に耐え、この様な途方もない作品を造り上げる才能・気合いには、同じ作家の端くれとして最大限の敬意を表すると共に、世界的に有名な美術には、とてつもなく深い人間の限界を思い知る。それに比べ自分は今どれほどの努力をしているのか・・・・・。情報や機能の道具など持ってなくても、気持ちさえあれば遙か遠くへ行ける・・・・超集中して行こう。

 

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ポンピドゥーセンター

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1971年国際設計競技の結果、レンゾ・ピアノリチャード・ロジャースの案が選出された。ジャンフランコ・フランキーニピーター・ライスな ども協力して設計された建物は、重さを支える柱などの構造や、建物の共用部分である電気・水道・空調などの配管、階段・エスカレーターも外部にむき出しに させている。内部は柱やパイプスペースなどがなくなった分、広々とした空間が広がり、様々な展覧会に対応できるフレキシブルな可動壁を備えていた。彩色されたむき出しのパイプガラス面で構成された外観は現代的を通り越して前衛的と呼べ、建物自体がひとつの芸術作品であるといえる。だがパリは伝統的な建築物が多い都市なので、開館当時はパリ市民の間では賛否両論があり、一部の人からは「いつ完成するのですか?」との質問もあったという。現在では多くの観客を集めているほか、最上階はパリ展望スポットとして人気がある。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

学生時代、未だ知識の浅い理科系頭の自分に、ある衝撃を与えられた建築。70年代現代建築の本質のド真ん中をストレートに射抜いた傑作。内部空間を最大限に使え、設備機器類のメンテナンスも容易、力学的バランスも視覚化され安全で無駄な装飾は一切ない。全ての部材のオープン化(視覚化)は、見た目きれいなものだけが脚光を浴び、きれいでないものは影に隠さなければならなかった視覚の不平等性を完全否定し、建築を支える本来の本質である縁の下の力持ちに脚光を当て表に出した、格差社会を打倒する「建築」の革命であった。金髪で眼が青くスタイルの良い欧米人を前に、髪が黒く鼻が低い寸胴短足の日本人は、日の当たる所には一生出られないのか?それこそが日本人の自負出来る特徴ではないのか?自分的には、もがき苦しむ日本の近代建築(ref:大高正人氏他)のアイデンティティが読み取れる端緒に感じられる作品。ダイヤモンドは深い地層の奥にある。出口の見えない今、再度丁寧に建築を知ろうと思っている。


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宮崎駿 研究

Indexmainimage皆様良く御存知宮崎駿氏。かつてもののけ姫のメイキングビデオを観て、アニメ制作現場のすごさ・大変さ・すばらしさ を実感している。色々な違いはあるものの、建築設計とアニメは共有する部分があり、一本の鉛筆で世界を変える事の出来る職業。イメージの膨らましやエスキース・スケッチの方法、ペンのタッチ等等、とても興味がありプロジェクトXなど様々なメディアをチェックしています。それにしてもアニメーターってすごい・・・・。鉛筆でさらっと描く線がみごとに生き生きとしていて、イメージされた構図が画角一杯にまさに芸術的に、しかも瞬時に表現される。己の行う建築設計がいかにイメージが貧困で遅々として時間が掛かっているかをいつも痛感させられる。
面白いのは、宮崎氏が貧乏揺すりしながらタバコをスパスパし頭を掻きむしりながらイライラする場面は、概ね「絵コンテ」制作=創造してる時だって事で、何もない所から何かを生み出すって事がいかに大変かっていう事がよーく分かる。まさに全力投球・全力疾走でへとへと。世界の宮崎氏も自分と同じ(レベルが違いますけどね)だという事は、とても観ていて救われる気がします。
今日もまたスケッチ修行の旅に出なければ・・・・・。先日公開された「崖の上のポニョ」も見に行きたいですね。ちなみに宮崎氏始めスタジオジブリの方々は見る限りほぼ全て『uniの鉛筆』。やはり最後は鉛筆か・・・・・。


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ピーター・ズントー(Peter Zumthor)

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ピーター・ズントー(Peter Zumthor):スイスの建築家。現在の所、自分の中でワンオブ ベスト アーキテクト/世界の建築家。この人を知ったのは、Thermal Bath Valsという伝説の温泉施設の紹介本。 スイスの田舎にアトリエを構え、自分の目の届く範囲でしか作品を造らない、資本主義的ビジネスの歯車にならず、質の高い建築のみを指向する、65才、『孤高の建築家』。うーーん、マンダム・・・。 雑誌とネット上の知識しか持ち合わせぬが、心の師匠池原義郎先生にも似た厳しすぎる程厳しい風貌や、濃すぎるほど濃い濃密なディテールの積み重ね、圧倒的質感は、いつか辿り着きたい遙か彼方の山々にも似て、自分の遠い行く末の彼方にある大きな目印として、何時でも燦然と輝いている。ああ・・・・今の自分からは遠すぎて目が眩むが、一歩一歩丁寧に踏みしめてがんばってゆこう・・・・・。深く頑なな思考とタフで強靱な体力の彼方へ・・・・・・。
あ、今何故ピーター・ズントーなのかと言うと、氏の作品であるコロンバ・ケルン大司教美術館が完成した(らしい)からで、某雑誌に載ってたからです。

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カトリック新発田教会

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Dsc02906JIA新潟卒業設計コンクール参加のため、新潟県新発田市へ。コンクール開始前少し時間があったので、近くにある『カトリック新発田教会』(設計:Antonín Raymond)へ。年月を経、極めて質素だがそれゆえに特徴ある建築、その施設の意志を汲み丁寧に慈しみ、大切に使い込んでいる人々に感銘を受ける。施設におられた方に大変興味あるお話をいろいろ伺うことも出来た。持論である『耐久性』の根幹にある琴線に触れる感覚。
近代日本建築の原点は、この様な戦後物資が極めて乏しい時代に、どんな粗野なものにも『心』が宿り、慈しみ大切に使うという、『もののあはれ』であろう。単に『絢爛豪華』や『ミニマムなデザイン』が優位なのではなく、質素なものにも同等、いや、それ以上の慈しみの心が宿っている。快楽のみを求める薄っぺらな物質世界への痛烈な批判。研究の核心。

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堀部安嗣の建築

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住宅の正道。脇目を振らず理論武装し秩序ある建築を目指そう。

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JIA建築祭2008

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JIA群馬地域会の建築祭が3月1,2日に前橋市で開催されました。今年は、JIA群馬地域会の副代表として、また、北関東甲信越学生設計コンクールの実行委員長として、準備に追われ事前にブログに載せられませんでしたが、司会進行も何とか滞りなく、催しが大成功に終わりほっとしています。今回は、われらが早稲田大学建築学科教授 古谷先生を2日間に渡りお呼びし、特別講演会、コンクール審査委員長を御願いしました。全てパーフェクトな内容で、熱気溢れる講演会&コンクールになり、様々な関係者より絶賛のお言葉を聞き、深く感謝しております。それにしても、古谷先生の70作品超の全てのコンクール作品を深く読込み、的確なアドバイスや叱咤激励を忌憚なく話される並はずれた能力や、様々な建築に対する無限に深い洞察力・判断力には、ただただ感動。他の審査員の皆様も、さすがJIAの建築家。大変面白く的を得た上手なコメント。一建築家のはしくれとして大変発憤させられた一日でした。全ては毎日の鍛錬の積み重ねと信じ、日々研鑽を心に誓う自分でした。

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入江先生講演会

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早稲田大学教授 入江先生の講演会が、設計された高崎「こだま幼稚園」見学会の後に高崎シンフォニーホールで行われた。ガウディから始まった講演は、自作の作品を紹介され、それぞれとても興味深く、池原先生の香りのするディテールに入江先生独自のものが折り重なった、大変価値ある作品群であった。『全ての部分に手を抜かない』のは、とても大変で身にしみてその大変さが解る。シャープな金物・繊細な目地・穏やかで解りやすいコンセプトはとても懐かしく感じ、長い間昔を思い出していた。言葉で多くを語らずに作品で説得するためには、やはり膨大な試行錯誤・スケッチ・模型が必要だったことを思い出させてもらった。大きなエネルギーを頂いた。そういえば、前の池原事務所の末延さんのデスクの前に、入江先生の書かれた文字 『描いて描いてかきまくれー!(詳細は忘れた・イメージ)』が貼ってあったなー。その時入江先生は北海道に行かれた直後のようでした。末延さん、どうしてるかなー。いろいろな事をとても懐かしく思い出した。

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よい家0007:Ms建築設計事務所

Ms建築設計事務所
三澤夫妻主催の建築設計事務所。自分が独立した当時、夫婦でとても深い感銘を受けた建築家。木造住宅を構造、素材(原産林)まで登って極めようとしている。ひとつの新しい世界を切り開いた開拓者として尊敬している。
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よい家0006 中国割烹旅館 掬水亭

リンク: 所沢の旅館「中国割烹旅館 掬水亭」ブライダル・ご宴会・お食事など.
西武建設時代、池原事務所、末延さんらと共に、現場常駐約1年。池原イズムを骨の髄まで染み込ませてもらった建物。毎日朝から夜中まで掬水亭三昧の日々は感慨深い思い出。若かった自分に誰も教えてくれない建築の究極エッセンスを身体をもって教えてくれた末延さん、現場の切れ味伊勢知さんや後藤さん。そして企画開発部の中村常務、穐近さん・・・・・。今の自分の基礎を造った時代の人々。心から感謝しています。
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良い家0005 三分一博志の作品

三分一博志氏は個人的には若手の中で随一の建築家。詳細は知らないし一度も実作を見学した事がないが、この人はホンモノ。自分がいうのだから間違いない。変な方へは行かないで、日本を代表するホンモノの建築家になってほしいと思う。広島出身の見る目のある後輩が、ライバル心いっぱいに「三分一くんはすごい」と言っていた事が印象に残っている。
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いわさきちひろ美術館:内藤廣
長野のものと東京のものの写真。どちらも最高傑作と思う。実はその昔、学生だった頃、未だ無名だった内藤先生からスタッフの要請が何度かあったが断った経緯がある。風体も自分と似ていると良く言われるし、他人とは思えない(失礼しました)。内藤先生の作品はほぼ全て大好き。
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写真左:長野 右:東京

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いわずと知れた、箱の家:難波和彦。
住むのは遠慮したいが考え方は当時結構はまった。進化しているがより自分的な方向『耐久性』重視にいってほしいと思う。アルミもいいけど断熱がね。SUS外壁とか商品化して。無印はやめて。

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屋久島の家:堀部安嗣
堀部氏の作品はどれも上質だが、特に初期の頃の多角形で「ない」ものが良い。形が新しくないもので前を走り続けてほしいと思います。丁寧な仕事は膨大な時間と手間を要し、酬われることが少ないかもしれないが、雑誌掲載されない上質な家の需要は、実は圧倒的に多く、建て主を喜ばせる物であることを信じて疑わない。
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良い建物0001 YAWN House

リンク: Koizumi Studio - Works/3-House/Office.
0001:YAWN House 設計:小泉誠 造園:田瀬理夫
コンフォートという雑誌の庭特集で読んだ建築。(新建築住宅特集(05.07.))
恵まれた敷地を最上級に上手く使い切った秀作。
以前もちろん住宅特集で眺めていたが、庭の良さが同紙記事では全く伝えておらず今回の雑誌で知った。
困難な土地を最高な土地に変えた造園技術に脱帽。金網メッシュかご大好き!小岩金網大好き!
今思えば、昔ゼネコンで宮沢湖の動物園を設計させてもらった時、様々な困難があったが、あの時に自分は金網大好きになったんだと思った。(ヘルツオークのずっと前からですよ。)
建物内部ももちろん、建物配置、庭造園、敷地形状、雨水利用等端正込めた家の良さが伝わってくる。
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良い建物。目指せ1000戸!

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