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2009年1月

謹んで御冥福をお祈りします。

0308290004_r1_2 HF-AGE INTERNATIONAL 福田喜文さんが1月28日お亡くなりになりました。あまりに突然の訃報に言葉も無く唯絶句するのみです。建築だけでなく色々な事の意見交換頂き教えられる事も多く、垣間見える意志は壮大で、常に楽しくお話が出来た事に深く感謝し、謹んで御冥福をお祈りします。
 ちょうど時期を同じくして、インフルエンザを発症してしまいましたが、なんとか頑張らねば・・・・。

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合成の誤謬:ごうせいのごびゅう

ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す 経済学の用語。
経済学に限らず、結構身近に起こる現象。良かれと思った事が、返って逆効果になる事って、結構多い・・・・というか、だいたい逆になってしまう様な昨今。あまのじゃくで人の言う事の逆の事ばかり考える自分にとっては、結構当たる時代かも・・・・。状況的に上がる事間違いなしの株は下がり、これ絶対無理と思う株が上がる。設計に通じるものがある・・・・・。

池田信夫氏のブログ http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo が気になり毎日欠かさず見ている。まるで関係ない様に見える経済学がいつか設計に本質的に活かせる日が来る様な気がする。アメリカの大統領就任で感涙の涙を流すアメリカ国民を見て、日本人である事が恥ずかしく思うこの頃・・・・虚飾をすてて深い設計の思考の中に入り本質を探ろう・・・・・。

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INAX アーキカフェ

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INAX高崎ショールームの御厚意により、自分達も含めた5組の建築家による作品展が1月22日(木)~2月21日(土)10:00~18:00(水曜休館)にて開催されます。又、1月31日(土)15:00~17:00、かんざわ一級建築士事務所の担当ということで、セミナーを行います。御時間のある方は是非お気軽にお越し頂けたら幸いです。他の方々とは少し切り口を変えた話が出来ればと考えています。

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無印良品 杉本貴志他

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超有名店舗『無印良品』の最新店舗。鉄と木のみで構成された内装は、陳列されている商品と同じコンセプトで、極めて身近にある素材をざっくり感で素朴に、しかし計算しつくされたとても戦略的な内装。鉄板は厚2mm程で雑にサンダーを掛けた様な仕上がりで、錆をウレタン塗装のようなもので押さえていてSUSビス止め。一方木は、かなり使い込まれた風な300mm程度幅広厚板を、縦横ある程度不規則に貼っている。釘・ビスは木部には一切見えないディテールはさすがで、部分で商品陳列用金物が埋め込まれており素朴な中にも緻密な戦略が見え隠れしている。鉄と木という極めて身近な素材を、使い込まれた感を丁寧に演出しながら、真正面からストレートに勝負しており、この路線を取られると他店舗は何かで『飾る』しかなくなる。素っ気なさ過ぎる事をブランドにした無印良品の商品コンセプトと見事に一致している内装は、ずるい程、正の王道である。(でもやっぱり飽きる・・・・・・。)

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ミットタウン内店舗 店名・作者不詳

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化粧品と思われる店舗。凹凸のあるレンガタイル壁に間接照明什器。一見オーソドックスな感じだが、中央に大きめシャンデリア。(ちょっと小さいかも・・・) 最近の店舗に良く見られる『一点豪華主義』的ミスマッチな豪華&ヴィンテージ感。このような『テイスト』感が内装の生命線で、センスのあるなしが売り上げに絶対的に反映する。客は見えてないようで結構敏感に感じている。同じカロリーと栄養素である2つのラーメンが、『スープだし』の微妙な味によって売り上げを決定する様に、極めて微妙なセンスの差異によっている事が、日本の状況を端的に表している。
流行に敏感で、流行に弱い日本人相手には、より過敏にならなくては生きて行けない。行き過ぎて『過敏症』にならないように注意しながら、ていねいに研ぎ澄まそう・・・。

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とらや ミッドタウン店 内藤廣

高級なクリスタルの様に透明感のある輝きを端的に表現する店舗達。その手法を探ろう。
評論家的表現の練習なので、無責任な発言をお許し下さい。
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最も尊敬する建築家・内藤廣氏設計による、『とらや』ミッドタウン店。巨匠建築家らしい全ての無駄な贅肉をそぎ落とし切った意匠は、相当な時間と労力を使い創作された、馬蝗絆(ばこうはん)の様な白磁湯飲みをイメージさせる釉薬のかかった乳白色の小ぶりな陶器状穴あきブロックのみで表現され、ほぼ全ての壁を造っている。要所でその形を変形させ、スリットやBOX小窓、小さな看板を、いかにも小さく控えめに、丁寧に配置する事で上品さを醸し出させているのが大きな特徴と思われる。早稲田建築に共有する美学がそこにあり、極めて玄人好みで自分的には好感度が高いが、素人の人が見てどう思うだろう?(否定語ではありません) 小さすぎる看板はかつて自分の父親に『看板は下品にでかくないと、年寄りには見えない』と反論された事を思い出しながら、いろいろ文句を付ける人がいるかもと想像。究極体は大きなメリットとデメリットを併せ持ち、店を深く観賞し設計者の意図を探るためにはそれなりの広範囲な知識を必要とする。ぱっと見の美しさと深いストーリーを込め、他を一歩リードしなければならない最先端は大変な重荷だ。

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東京ミッドタウン

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遅ればせながら行った新名所、東京ミッドタウン。やはり百聞は一見に如かずで、きら星の如く散りばめられたアイデアの数々に写真を撮る手が止まらない。一つ一つのテナントに宿る膨大な知恵の集積に一つ一つ感心しながら家族と散歩。隣の黒川記章氏・安藤忠雄氏の美術館も。圧倒的な巨大資本を前にただ平伏すのみだが、これらを着実に参考にしながら、実務で実践するのみという事を家内といっしょに体感。看板や手摺、照明器具や床材等々、人類が手に出来る全ての材料・手法のオンパレードを前に、エネルギー満充電!全開バリバリだぜぃ!!

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2009年の抱負

・運動・減量(少食)・禁煙
・SKILL UP:建築(構造、設備、作家・名建築)、経済、毎日スケッチ
・丁寧生活(家族介護、家財手入、記録)
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京都の寺院内にあるせせらぎ風情。なにげない1ショットの裏側には、苔の1本1本にまで心を込め手入れする膨大な情念の作業が見え隠れしている。心震えるものはそこにあり、自分が理想とする丁寧な暮らしを一面で具体的に表現している。観光客で賑わう有名処の脇で、ひっそりと佇む本当の豊かさ。慎ましく上品である。

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新年あけましておめでとうございます。

年始早々ギックリ腰となってしまい、激痛で起きられず散々な年始めで、日頃の不摂生を猛反省しています。しかし逆に、反省からのスタートは自身の生活に喝が入りかえって良かった様にも思っています。カイロプラクティックに初めて赴き、色々な体の仕組みを実際に体で教わり、人体の極めてシンプルで明快な働きに新鮮な驚きを実感致しました。おかげ様で1日ですっきりと回復。第一頸椎の仕組みと重要性を深く知った日となりました。

『原因と結果の法則』の神髄がくっきりと見えた。ような気がする・・・・。

迷い道の只中にいる建築思考や社会秩序の脊髄に、原則中心の深く正しい秩序の存在を再実感した日でした。
迷う事なく信じた道を進もう。
運動もしっかりしたいと思います。
今年も宜しく御願い申し上げます。

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